オリンパスOM-1

1972年発売
重量510g 機械式 X接点1/60 ファインダ視野率97%・倍率0.92倍 レリーズタイムラグ0.06秒

ボディは1974年発売のMD(モータードライブ対応)型 zuiko21mm/f2を装着した状態
オリンパスOM-1(1)

ハウジング内での巻き上げを可能とするため、シャッタレバーは半分に切断
オリンパスOM-1(2)

 小型軽量な一眼レフの嚆矢として有名な名機です。小型軽量を追求するためシャッタダイヤルが通常の一眼レフと異なりマウント側にあるなど特異な存在です。

 小型ながらファインダは非常に広く、ぐるりと見渡さねばならないくらいです。デザイン的にも美しいのですが、水中ではハウジングに入れるのであまり関係ありません。

 フォーカシングスクリーンはOM-3Ti発売時(1994)に登場した2-4前面マット式(1-シリーズよりも明るい)を少々加工して入れてあります(代わりにISO感度を1段下げています。通常使うフィルムがISO100なので、ISO感度ダイアルを50にして露出が合うようにしています。)。

 水中用とするため、ジャンク品を安価で購入し、自分で分解・整備しました。当初はフラッシュが発光するにもかかわらず同調していないことに気付かず、上がったポジが真っ黒という失敗もありました(裏蓋を開け、フラッシュをマウント側に持ってきて同調実験をすると、発光しているタイミングがずれているのが判明し、再度修理しました。)。

 機械式なので、少々水に濡れても大丈夫です。実際、2回ほど小水没していますが、問題ありません。

 こんな扱いにくいものをわざわざ水中に持ち込むとはまさに道楽です。


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