イイダコ (マダコ科) Octopus ocellatus (Gray, 1849)
イイダコ(広島湾)

イイダコ 
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f16 1/125 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離40cm 
広島湾 10月 水深1.5m

 瀬戸内海ではマダコ、イイダコ、テナガダコの3種が主に見られますが、それなりに棲み分けをしているようで、マダコは岩礁域のすき間を、テナガダコは石の下や泥底の穴を、イイダコは砂泥底をそれぞれ好むようです。イイダコは眼状斑が特徴で、区別は容易です。

 イイダコは小型で、眼状紋があるので判別は容易です。夜間は表に出て活動していますが、光を当てると慌てて砂に潜り始めます。(テナガダコは体も大きく、自分では砂泥に潜ることができないようなので、甲殻類などがあけた穴を利用しているように思えます。)

 指示棒でそっと掘り出すと胴体を尖らせたりして何かに擬態します。何に擬態しようとしているのかは分かりません。タコやジンドウイカ類は観察していておもしろいので、写真よりもビデオ向きの被写体と言えるでしょう。

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