カシパンヤドリニナ (ハナゴウナ科) Melanella peronellicola (Kuroda & Habe, 1950)
カシパンヤドリニナ(広島湾)

カシパンヤドリニナ 
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f22 1/125 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離24cm 
広島湾 10月 水深1m

 本種はカシパン類の裏面に寄生している微小貝です。ハナゴウナ科の巻貝は主に棘皮動物に取り付いて、その体液を吸っています。

 この個体は殻高3mmほどの大きさで、等倍撮影でもこのとおりです。ハスノハカシパンの裏面に付いていました。付着率は高くなく、20個ひっくり返して1個体、といったところでしょうか。砂の上を移動するカシパン類に取り付いたまま引きはがされずにいるとは大した吸着力です。

 殻は薄く、この写真ではわかりにくいのですが、目が透けています。

  前  戻る   種類別に戻る   次    TOP