イダテンギンポ

(イソギンポ科 ナベカ属)

Omobranchus punctatus (Valenciennes, 1836)

イダテンギンポ(広島湾流入河川)

イダテンギンポ

オリンパスE-3 50/2マクロ5 f8 1/250 Z-240(TTL)×2

広島湾流入河川 9月 水深30cm

 汽水域に棲むイソギンポの仲間です。トサカギンポよりは淡水に近い場所を好むように思います。

 写真の個体は、汽水域に置かれた工事用の仕切りに多数付着していたうちの1匹です。この群れは附近の砂底にも「出張」しており、脅威を感じると垂直な場所に逃げます。その際、一瞬頭を上にしてホバリングします。移動は素早く、韋駄天の名の由来と思われます。警戒心は強いですが、垂直な場所だと安心するようです。

 本種は特徴的な斑紋をしているため、他種と見紛うことはないと思います。

 密度濁りが激しかったため、一瞬の「晴れ間」を狙ってシャッタを切りました。

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