カエルハゼ

(ハゼ科 アカボウズハゼ属)

Sicyopus leprurus Sakai and Nakamura, 1979

カエルハゼ(西表島の河川)

絶滅危惧IA

カエルハゼ

オリンパスE-3 ZD50/2マクロ f9.5/180 Z-240×2(TTL)

西表島の河川 5月 水深30cm

 河川上流の緩流部に棲むボウズハゼ類です。

 アカボウズハゼと同所的に見られますが、本種の方が個体数は圧倒的に少ないです。アカボウズハゼの雌に似ていますが、①吻が少し出ていること、②細長いこと、③眼が小さいこと、④成熟した雌は腹が赤いこと、⑤顔のヒゲ状模様の位置が異なっていること、から区別できます。

 文献では動作は鈍いとされていますが、実際は近縁のアカボウズハゼよりもはるかに警戒心が強く、さっと逃げてなかなか接近できなません。砂に潜って隠れてしまう性質があるらしいのですが、撮影地には砂地はなく、そのような生態は確認できませんでした。

▲ページ先頭へ▲


 一覧表 分類別 


TOP