シオマネキ

(スナガニ科 シオマネキ属)

Uca arcuata (De Haan, 1833)

シオマネキ(六角川)

絶滅危惧II

シオマネキ

オリンパスE-3 ZD50-200(200)/2.8-3.5 f3.5 1/250 ISO400

六角川 7月 干潟

 有明海では普通に見られますが、全国的には生息地が限られており、絶滅危惧種に指定されています。河口干潟で、アシ原の乾いた場所から、ぬかるんだ場所まで見られます。

 雄は闘争の際、写真のように大鉗脚で鋏み合っていることがあります。闘争がピークに達すると投げ飛ばすらしいですが、今までのところその状態には出くわしておりません。

 本種がムツゴロウの縄張りに侵入した場合、ムツゴロウは本種の周りをヒレ全開にして回ります。しかし、これはあまり効き目がないようで、最後は口で追し出されます。しかし、大きな雄個体の場合は、逆に大鉗脚でムツゴロウを押し退けることもあります。

シオマネキ幼体(六角川)

シオマネキの幼体

オリンパスE-3 ZD50-200(200)/2.8-3.5 f3.5 1/500

六角川 7月

 シオマネキは幼体のうちは結構目立つ配色で、小さな個体は甲が白色、眼柄は黄色、脚はかなり派手な赤色です。泥干潟の上では結構目立ってしまい、不利だと思うのですが……。

 もう少し成長すると、甲に迷路状の模様が入り、全体にくすんだ色になってきます。

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