テングヨウジ

(ヨウジウオ科 テングヨウジ属)

Microphis (Oostethus) brachyurus brachyurus (Bleeker, 1853)

テングヨウジ幼魚(早川)

テングヨウジの幼魚

オリンパスOM-1 21/2 f8 1/60 Z-240(-3.5) 撮影距離20cm

早川 9月 水深5cm

 黒潮沿いの海には夏の終わりから秋にかけて季節来遊種が到来します。多くは冬の低水温に耐えられず死滅するので、死滅来遊種とも言っています。

 秋になると川にも季節来遊種が現れます。このテングヨウジもその中の一つです。この個体も、水温の低下とともにいずれ死に至るでしょう。

 なお、この写真は、同行者が私のカメラで撮影したものです

テングヨウジ♂(沖縄島の河川)

テングヨウジの雄

オリンパスE-1 50/2 f11 1/60 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離50cm

沖縄島の河川 5月 水深20cm

 汽水域の夜間撮影で見つけたものです。親魚は結構泳ぐようで、近づくとゆっくりと逃げます。

 尾びれを開いて、かつ全身が一直線となる瞬間を待って撮りました

テングヨウジ♂の顔(沖縄島の河川)

テングヨウジ雄の顔

オリンパスE-1 50/2 f16 1/60 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離36cm

沖縄島の河川 5月 水深20cm

 ゆっくりとしか動かないヨウジウオの仲間ですが、浮遊しているものをマクロ域で捉えるとなるとなかなかピント合わせが難しく、結構苦労させられました

テングヨウジ♀(沖縄島の河川)

テングヨウジの♀

オリンパスOM-1 21/2 f11 1/60 Z-240(-2) 撮影距離30cm

沖縄島の河川 5月 水深40cm

 腹部に育児嚢を持っている雄とは外見が異なります。

 こちらは昼間に見つけたものです。背景でお分かりのように、ヒルギ類などの根が川岸に繁茂しているため、なかなか見つかりません。うまく環境にとけ込んでいます。

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