「ウリタ」は学名の種小名を日本語化したものです。東京湾の干潟付近には、本種とカシオペエビジャコの2種が棲息するとされています。
第6副肢に溝があるのがウリタエビジャコで、ないのがカシオペエビジャコとされていますが、水中では見えません。捕獲しない限り同定困難です。
ただ、潮間帯で目にするのはたいてい本種らしいので、とりあえずウリタエビジャコとしております。
本種は多くの場合砂に浅く潜っており、砂地を攪乱するとぴょーんと飛び出します。そして直ちに砂に潜ります(動かない個体は砂底に擬装しているので、そう簡単には見つかりません。)。このため撮影するのはなかなか簡単ではありません。しかし、個体数は非常に多いので、中にはすぐに潜らない個体もいます。そういう個体を狙って撮るしかありません。