夜、黒いウミウシ状の生物が泥底を這っていましたので、とりあえず撮りました。写真を見ると目のようなものがあるので、ウミウシではないなと思い調べたところ、スカシガイの仲間と判明しました。
しかし、スカシガイ類は浅場の転石下にいるのが常で、こんな深い泥底を這っているのは場違いなような気もします。
本種の貝殻は軟体よりもはるかに小さく、かつ、殻には穴が空いていて、そこから管状のものが伸びています。アワビ類やカサガイ類に近縁な貝です。
※ 「スカシガイ」としていましたが、殻の穴が後方部にあることから、ヒラスカシガイに訂正しました。