マアナゴ

(アナゴ科 アナゴ属)

Conger myriaster (Brevoort, 1856)

マアナゴ(三保)

マアナゴ

ペンタックスLX DFA50/2.8マクロ f11 1/60 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離60cm

三保 2月 水深9m

 食材としてはごく普通なマアナゴですが、本種を水中で見たことのあるダイバーは少ないのではないかと思われます。内湾の泥底に棲息するため、このような場所がダイビングポイントと重ならないからです。ダイバーにとって「アナゴ」といえば、通常はハナアナゴでしょう。

 本種は、冬季は深場に移動するというのが定説でしたが、真冬の水深9mで遭遇しました。ハナアナゴよりも吻が長く、体も長細いことから一見して区別できます。側線の規則正しい点列も見分けるポイントですが、濁った水中ではよく分かりません。

マアナゴ幼魚(三保)

マアナゴの幼魚

オリンパスE-3 ZD35/3.5マクロ f11 1/250 Z-240×2(TTL) 

三保 5月 水深9m

 春から初夏にかけて、夜間によく観察されます。成魚は側面に白い等間隔の点列がありますが、写真のように幼魚の点列は黒いです。

 危険を感じると頭から泥に潜りますが、潜る力は弱いようで、アナジャコの穴などに頭を突っ込んでいます。

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