昼間はなかなか寄らせてもらえませんが、夜は泥底に接して寝ていますので、簡単に寄ることができます。尾びれの先が黒いのがマダイの特徴です。
昼間とは色が異なり、背びれが黄色っぽくなっています。また、夜間は鰭を立てています。外敵対策でしょうか。
この顔つきを見てイトヨリダイ科の幼魚と思っていたのですが、どうやらマダイの幼魚のようです。
その割には体高が低いのですが、クロダイやキチヌの半透明な幼魚はいずれも体高が低く、体側上部の斑紋もマダイのものと同一であることから、マダイだろうということになりました。イトヨリダイはこの大きさ(3-4cm)でも既に親と同じ姿をしているそうです。
写真の個体は夜間の泥底に単独で出現したものです。あまり逃げませんので、撮影にはさして苦労しませんでした。