オニゴチ

(コチ科 アサネゴチ属)

Onigocia spinosa (Temminck & Schlegel, 1844)

オニゴチ(三保)

オニゴチ

ペンタックスLX DFA50/2.8マクロ f19 1/60 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離35cm

三保 3月 水深20m

 三保では泥底を好むトカゲゴチが多く、砂底を好むらしい本種はあまり見かけません。

 写真のように泥底にいることは珍しく、砂礫底で見かけることが多いです。セレベスゴチに似ていますが、頭部に桃色の紋はありません。

 小型種ですが近づいても逃げません。

 本種はかつて「アサネゴチ」と呼ばれ、これが属の和名に残っています(ラテン名では「オニゴチ」)。命名者は倉場富三郎で、グラバー邸で有名なスコットランド商人、トーマス・グラバーの長男です(『グラバー図譜』で知られる)。ちなみに倉場氏は、現在「アサネゴチ」とされている種に「オニゴチ」と命名しています。

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