サルエビ

(クルマエビ科 サルエビ属)

Trachysalambria curvirostris (Stimpson, 1860)

サルエビ(三保)

サルエビ

ペンタックスLX DFA50/2.8マクロ f26.5 1/60 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離30cm

三保 3月 水深12m

 フトミゾエビと同所的に棲息していますが、本種の方が個体数は少ないように感じます。

 本種とフトミゾエビは一見似ていますが、①成長した個体でもサルエビは尾柄の先が青くならない、②サルエビには腹節側面に黒褐色の斑点がない、という点で水中でも識別可能です。光を当てると慌てて泥に潜るなど、性質はよく似ていますが、私の観察した限り、サルエビは浅い場所には出現しません。フトミゾエビは水深1mほどの浅場でも見ることがあります(ただし小型個体です)。

 内湾の泥底に棲息するため、レジャーダイバーが本種に会う機会はあまりないと思われますが、漁獲物としてはごく普通で、アカエビキシエビとともに『かっぱえびせん』に用いられているおなじみのエビです。

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