撮影機材
現在は以下の3システムを状況によって使い分けています。1システムしかないと、OHしている間や故障した際に撮影に行けません。このため、複数システムを所持しております。
水中撮影で使用しているカメラとレンズ
デジタルの方が便利で楽なことは承知していますが、銀塩で撮る方が楽しい、というのもあって、銀塩も多用しています。銀塩は枚数制限があるため、「ここぞ!」という時のみシャッタを切りますから、結果としては歩留まりがよいのです。趣味ですから、楽しみながらシャッタを切っています。
コンデジは過去には使ったことがありますが、レリーズタイムラグが長いという致命的欠点があったため、現在は使用しておりません。もっとも、最近はコンデジの中にもレリーズタイムラグの短い(0.1秒を切る)ものは存在します。しかし、マクロ域で確実にピント合わせしつつ、動くものを撮るのには向いていません。
ちなみに過去に使っていたのは、オリンパスのキャメディアC-40Zです。このカメラはコンデジながらf値やシャッタ速度をマニュアルで操作することができ、画質も優れていてなかなかバランスのとれたデジカメでした。
撮影は絞り、シャッタ速度、焦点調節、フラッシュ光量に至るまで、ごく一部(E-1+魚眼)を除きマニュアルで行っています。マニュアル撮影はデータさえ決まっていれば同じ状態で撮影できるため、「ここぞ!」というときにシャッタを切れば望んだとおりの写真が撮れます。オートで撮影するとそういうシャッタチャンスの時に露出オーバー等の失敗を起こす可能性があるため、現在のところ採用しておりません。
カメラシステム
1.オリンパスOM-1システム
かつてはメインで使用していた機材です。ハウジングはDIV製です。使い勝手が悪く、しばらく使用していない時期がありました。現在は主に21mmレンズを装着し、フラッシュも単灯にして、取り回しのよい一発勝負用サブ機として使用しています。
なお、フィルムはフラッシュの関係で、常にISO100のものを使用しています。フジのヴェルヴィア100がメインですが、コダックのE100VSを使用することもあります。過去にはコニカの森羅などいろいろ使っていましたが、現在は上記2種に落ち着いています。
OM-1 + zuiko21/2 + DIV + Z-240
●オリンパスOM-1
●ズイコー21mmf2
●ズイコー50mmf2マクロ
●ズイコー90mmf2マクロ
●DIVハウジング
2.ペンタックスLXシステム
スクーバ時のメイン機材です。ニコンF3用のアクションファインダ(DA-20)を改造したファインダが付いており、水中眼鏡をつけていても全視野が確保されます。
ハウジングはアンティスの1号機、「ネクサスLX」です。グリップを握ったまま距離、f値を変更でき、マニュアル派には必要十分な機能を備えたハウジングです。
LXシステム
背面
●ペンタックスLX
●DFA50mm/f2.8マクロ
●A100mm/f2.8マクロ
●ネクサスLX
3.オリンパスE-1システム
主に河川、スキン用に新規導入しました。主な理由は以下によります。
@OM-1やLXだとX接点がそれぞれ1/60、1/75なので、明るくて体が安定しないスキンや河川ではぶれやすい(実際にぶれた写真を量産していた)。
A川やスキンは時間無制限だが、銀塩カメラだと最大でも39枚と枚数に限りがあり、そのたびにフィルムを入れ替えなければならず、かつ、フィールドでのフィルム入れ替えは水没の危険性が増す。
B携行したフィルムがテントの中で高温となり、劣化する。
このため、事実上枚数制限がなく、高速シャッタが切れるデジタル一眼レフのシステムを導入することとしました。ただ、デジタルは当然ながら電子化されているので、防塵防滴を必須条件としてシステムを検討した結果、オリンパスE-1を導入することに決めました。
ターゲットライト、フロートを付けたスクーバ仕様 河川・スキン仕様
●オリンパスE-1
●ZD(ズイコーデジタル)50mm/f2マクロ
●ZD8mm/f3.5魚眼
●ジリオンE-1ハウジング
●イノンMRSポート
●イノンドームポート
●アテナ工央TTLコンバータ
フラッシュ
取扱いが容易で、リサイクルタイムが短いイノン製を使用しております。いずれも常に拡散板を装着しています。光量は-0.5となりますが、光が柔らかくなり、照射角度も110度×110度に広がります。
●イノンZ-220
●イノンD-180
●イノンZ-240
その他
ターゲットライト
●フィッシュアイ FIXライトHD20DX
ステー・アーム類
●イノンアーム
フロート
●PETフロート、チューブフロート、小型ブイ
ランヤード
●自家製ランヤード
フィルムスキャナ
●ニコン クールスキャン5000ED