ハルマンスナモグリ (スナモグリ科) Nihonotrypaea harmandi (Bouvier, 1901)
ハルマンスナモグリ(広島湾)

ハルマンスナモグリ 
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f22 1/250 Z-220(-1)+D-180(-2) 撮影距離27cm 
広島湾 10月 水深70cm

 日本には3種のスナモグリが棲息し、本種の他、ニホンスナモグリとスナモグリがいるとされています。その識別は以下とされています。
@頭胸甲のうち、頸溝〜後端の比率が1/5:スナモグリ、1/4:ニホンスナモグリ、ハルマンスナモグリ
A眼の幅が眼柄の幅の1/2以上:ハルマンスナモグリ、1/5-1/3:ニホンスナモグリ
本種とニホンスナモグリは同種とする見解もあるようですが、上記に従い、ハルマンスナモグリと同定しています。

 自分から巣穴の外に出てくることはまずないので、撮影するには本種の巣穴が多数ある細砂底に手を深く入れ、砂を持ち上げます。名前のとおり、直ちに砂に潜るため、全身を撮影するのは簡単ではありません。カメラをあらかじめセットしておき、直ちに撮影します。周囲のヒメハゼがスナモグリを狙っているので、喰われないよう注意してやる必要があります。

 撮影地の砂底は白くて反射が大きいため、-1.5補正して撮影しています。

 夜間は巣穴に深く潜っているのか、掘り返しても出てきません。

  前  戻る   種類別に戻る   次    TOP