緩流部に棲息するボウズハゼ類で、止水部では見かけません。雌は個体数も多く、群れていますが、雄はさほど多くは見かけません。しかし、数個体が群れて争っていることがあります。
夜間は全く見られないことから、石の隙間などに隠れているものと思われます。
本種は色彩変異が大きいのですが、第一背びれが三角形で突出しているので、他種との区別は容易です。
この時期は雌を巡って雄同志がディスプレイしているのが観察できます。最も美しい個体に照準を合わせ、ホバリングのチャンスを狙い続けました。自然光でぶれることのないよう、シャッタ速度は1/250(E-1は公式にはX接点が1/180ですが、実は1/250でも同調します。)に設定しています
雄どうしが雌を巡って闘争していましたので、これを撮影してみました。
お互い逆方向になってヒレを全開にし、体側を誇示し合うのが基本です。また、ヒレを全開にし、尾部で体を交差させることも多いです。これらはネズッポ類、ハゼ類の闘争でよく見られます。