ヤエヤマヒルギシジミ

(シジミ科 ヒルギシジミ属)

Geloina yaeyamensis Pilsbry, 1895

ヤエヤマヒルギシジミ(西表島の河川)

絶滅危惧II

ヤエヤマヒルギシジミ

オリンパスE-3 ZD12-30(12)/2.8-4 f8 1/30 Z-240×2(TTL)

西表島の河川 5月 水深50cm

 奄美大島以南のヒルギ林内干潟に生息する大型のシジミです。

 かつては「シレナシジミ」と呼ばれていましたが、現在は本種とタイワンヒルギシジミ、リュウキュウヒルギシジミの3種に分離されています。(ただし、前2種は同種の可能性があるとされています。)

 本種は大きくなる割には身が小さいのですが、潮が干いてすぐに干出してしまうような所にも潜っているため、摂餌の時間が少ないのでしょう。

 干出した干潟でも殻を半分くらい出して泥底に潜っているため、容易に見つけることができます。ただ、ヒルギ林内は方向が分からなくなってしまうため、方位磁針を持って入るのが無難でしょう。

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