奄美大島以南のヒルギ林内干潟に生息する大型のシジミです。
かつては「シレナシジミ」と呼ばれていましたが、現在は本種とタイワンヒルギシジミ、リュウキュウヒルギシジミの3種に分離されています。(ただし、前2種は同種の可能性があるとされています。)
本種は大きくなる割には身が小さいのですが、潮が干いてすぐに干出してしまうような所にも潜っているため、摂餌の時間が少ないのでしょう。
干出した干潟でも殻を半分くらい出して泥底に潜っているため、容易に見つけることができます。ただ、ヒルギ林内は方向が分からなくなってしまうため、方位磁針を持って入るのが無難でしょう。