コノハガニ (クモガニ科) Maja (Huenia) heraldica de Haan, 1837
コノハガニの雄
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f11 1/60 FL-20(TTL)
真鶴 7月 水深8m
真鶴ではよく見かけるカニです。雄と雌では甲の形が異なっていて、雄は三角形、雌はバイオリン形をしています。
障害物(海底に落ちたロープなど)を持ち上げると、その下にいます。不用意にめくり上げると魚に食われてしまうので要注意です。
このカニの擬装は徹底していて、障害物から引き離しても、波の流れに身を任せつつ障害物に接近し、脚がついたとたんしがみつき、周囲にとけ込みます。その一連の流れは極めて自然で、ごみが波に任せて障害物に吹き寄せられるのと変わりません。見事なものだな、と感心してしまいます。