絶滅危惧Ⅰ
移動するカブトガニ
オリンパスE-3 ZD8/3.5魚眼+EC14 f8 1/125 Z-240×2(TTL)
広島湾 6月 水深1m
ゆっくり持ち上げると慌てて動き始めました。海底を歩くのは意外にも速く、思った以上に敏捷でした。人間がゆっくり歩くくらいの速さがあったと思います。本種は泳ぐらしいですが、それは見られませんでした。
礫底では落ち着かないようで、砂底上で落ち着き、目の辺りまで潜ると安心したのか静止しました。砂は脚だけではなく、泳脚も用いて後方に掻き出す様子が観察できました。
いずれにしても自力で発見できたのは非常に幸運だったと言えましょう。翌日、さらに広範囲を探し回りましたが、見つけることはできませんでした。これからもこの場所で、本種が命を繋いでいくことを願って止みません。
