タイワンガザミ♀ (ワタリガニ科) Portunus pelagicus (Linnaeus, 1758)
タイワンガザミ♀(広島湾)

威嚇するタイワンガザミの雌 

オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f6.7 1/125 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離60cm 
広島湾 10月 水深1.5m

 タイワンガザミは2000年の冬に初めて確認しました。それまでこの地には、イシガニ以外のワタリガニ科のカニは(見落としていただけかもしれませんが)見たことがありませんでした。イシガニとはうまく棲み分けているようで、砂底という空きニッチにうまくはまったようです。

 この個体は甲幅10cm程度の雌で、夜間に浅場で見つけたものです。雌は地味な体色で、ガザミに似ていますが、甲の斑紋が異なります。

 動作はゆっくりしていますが、距離を詰めていくと威嚇します。その割には甲に乗ったスガイが何とも間抜けです。大きいので、50mm級マクロや広角の方が有効です。

  前  戻る   種類別に戻る   次    TOP