タマシキゴカイ (タマシキゴカイ科) Arenicola brasiliensis Nonato, 1958
タマシキゴカイ(広島湾)

タマシキゴカイの卵嚢と糞 

オリンパスE-3 ZD8/3.5魚眼+EC14 f8 1/125 Z-240×2(TTL) 
広島湾 10月 水深50cm

 干潟でこの写真のような得体の知れない物体を見たことのある人は多いと思います。

 手前の寒天質の袋が卵嚢で、後方の麺状の砂が糞です。糞と言っても要するに砂です。

 本種は穴から出てくることはなく、海底の砂泥を喰い、その中の有機物を摂取し、砂を糞として排泄します。アマモ場に多く見られますが、普通の砂泥底でもよく見られます。

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