ウシエビ (クルマエビ科) Penaeus monodon Fabricius, 1798
ウシエビの未成体
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f19 1/125 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離36cm
広島湾 11月 水深2m
ミル場のそばに単独でいた7cm程度の個体です。光を当てても砂に潜らず、指示棒でつついても慌てて逃げないという動作はまさにウシエビのものです。この個体は何者かに襲われたようで、額角の先が折れてしまっています。体の模様は典型的なウシエビとは異なりますが、背面が泥色であり、ひげや脚の縞からしてもウシエビと考えられます。
南方系なので瀬戸内海にはいないだろうと勝手に思っていたのですが、季節来遊種が来るとは思えない瀬戸内海中央部の内湾で未成体を見かけるということは、瀬戸内海で繁殖しているということでしょう。数は多くないですが漁獲もされるみたいです。