コゲウツボ

(ウツボ科 アミキカイウツボ属)

Uropterygius concolor Rüppell, 1838

コゲウツボ(西表島の河川)

絶滅危惧IA

コゲウツボ

オリンパスE-3 ZD12-60/2.8-3.5 f8 1/60 Z-240×2(TTL)

西表島の河川 4月 水深40cm

 奄美諸島以南に棲息する汽水性の小型ウツボです。

 写真の個体は全長10cm程度の未成魚で、砂礫底の流木の下に潜んでいました。同所的に棲息するナミダカワウツボは、背びれ、尻びれが広範にありますが、コゲウツボはこれらが体の後端にしかありません(キカイウツボ亜科の特徴)。また、ナミダカワウツボは、目の下に涙が流れたような白斑がありますが、こちらにはそれがありません。

 慌てて逃げることはなく、ゆっくりと移動します。夜行性で、昼間は動きが鈍いのかもしれません。撮影自体は難しくありませんが、じっとしているわけではなく、絶えず動き回っています。

 細かな泥が暗い体色の上では目立つため、そこそこ枚数を撮った割にはあまりいい写真が撮れていません。

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