コトヒキ

(シマイサキ科 コトヒキ属)

Terapon jarbua (Forsskal, 1775)

コトヒキ幼魚(早川)

コトヒキの幼魚

オリンパスE-1 50/2 f16 1/60 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離30cm 

早川 9月 水深30cm

 シマイサキ同様、秋に群れをなして河口域に入ってきます。

 この魚はアユなどの下をついて回り、尾びれや尻びれを囓っているようで、慌ててアユが逃げているのを何度か観察しました。コトヒキという優雅な名とは裏腹に、イソギンポ類のような性質を持っているようです。

 昼間は逃げ回ってなかなか撮影できませんが、夜間は群れは作らず、ヒレを小きざみに動かして一定の場所に定位し、波が起こす流れに向かって頻繁に向きを変えています。光を当てても逃げません。この性質を見抜けば接近は容易ですが、なかなかヒレは開きません。ヒレを開くまで粘りましたが、ややぶれてしまいました。

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