シオマネキ類の同定はなかなか難しく、これがミナミヒメシオマネキかどうか自信がありません。
この個体はヒルギ林の中にいたものです。甲が黒褐色で、ヤエヤマシオマネキに似ていますが、眼窩外歯がさほど鋭くないし、甲に白い斑点が散在しています。また、甲の形がヤエヤマシオマネキほど尻すぼみでもありません。
ヒメシオマネキは不動指が橙色ですが、この個体は不動指の先端側半分が白くなっています。
以上から、ミナミヒメシオマネキではないかと思われますが、よく分かりません。
じっと待っていると、3分くらいで巣穴から半身出てきます。しかし、全身が出るまでにはさらに数分我慢しなければなりません。