シマヒレヨシノボリ

(ハゼ科 ヨシノボリ属)

Rhinogobius tyoni Suzuki, Kimura & Shibukawa, 2019

シマヒレヨシノボリ雄(淀川)

準絶滅危惧

婚姻色の出たシマヒレヨシノボリの雄

オリンパスE-M1Ⅱ MZD12-40(38)/2.8 f8 1/180 Z-240×2(TTL)

淀川 6月 水深50cm

 瀬戸内から紀伊水道周辺の湾処や水路に見られる陸封のヨシノボリです。

 近年、本種やビワヨシノボリ、トウカイヨシノボリといった、比較的狭い水域に陸封された小型ヨシノボリが新種記載されつつあります。これらは、①吻が短い、②第2背びれや尾びれに縞模様が出る、③全長が小さい、といった特徴があります。

 この写真は、淀川の湾処で撮影したものです。この湾処から直線距離で10m程度しか離れていない本流では、トウヨシノボリのみが観察されました。逆に、湾処ではトウヨシノボリは見られず、本種のみが観察されました。地理的に近接していても、厳密に棲み分けていると思われます。

 湾処の中であっても、砂底には見られず、こぶし大~人頭大の礫や捨て石がある場所でのみ確認されました。雄は婚姻色が出ています。第一背びれが伸張せず、全体にビワヨシノボリに似ています。雄は特定の石の下をねぐらにしており、必ずこの場所に戻ってくるので、その場所さえ見いだせば撮影は容易です。繁殖期であり、ヒレを開いたまま遊泳しています。

シマヒレヨシノボリ雌(淀川)

シマヒレヨシノボリの雌

オリンパスE-M1Ⅱ MZD12-40(24)/2.8 f8 1/60 Z-240×2(TTL)

淀川 6月 水深50cm

 こちらは雌です。

 残念ながら、繁殖や求愛といった行動は観察できませんでした。

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