ツッパリサギ

(クロサギ科 クロサギ属)

Gerres longirostris (Lacepede, 1801)

ツッパリサギ(西表島の河川)

ツッパリサギ

オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f8 1/250 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離45cm

西表島の河川 5月 水深40cm

 クロサギ類はどれもよく似ていますが、写真の個体は①体高がやや高く(ミナミクロサギは体高が低い)、②頭から背にかけての形状がなだらか(セダカクロサギは背が盛り上がり、やや尖っている)、③尾びれの切れ込みが深い(ナガサギ以外の他のクロサギ類は浅い)、④体側に円形の小斑点がない(ナガサギではある)、ことから、ツッパリサギと同定しています。

 本種の幼魚は汽水域にも入るとされていますが、写真の個体は汽水域で夜間撮影したもので、全長10cmあまりの幼魚です。単独でややくぼんだ場所に着底して寝ており、全く逃げませんでした。夜には、昼間には見られない斑紋が出現します。

 やや密度濁りがあり、画面の一部がぼやけているのはこのためです。

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