チクゴエビ (クルマエビ科) Parapenaeopsis cornuta (Kishinouye, 1900)
チクゴエビ(神戸)

遊泳するチクゴエビ 

オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f19 1/250 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離30cm 
神戸 10月 水深2m

 生態写真はまずないと思われるエビです。トラエビとともに、強内湾種とされています。我が国では有明海に多産しますが、それ以外ではあまり見られません。記載も有明海の標本に基づいています。

 胃上歯と、根元がやや盛り上がった短めの額角に7歯あります。スベスベエビに似ていますが、スベスベエビは胃上歯がありません。額角は概ねまっすぐで、先端がやや上向きとなります。下縁には歯はありません。また尾節が短いのが特徴です。

 撮影地では沿岸のアマモ場に棲息し、この時確認したのは体長3-4cmの小型個体ばかりでした。光を当てると直ちに砂に潜りますが、泳いで逃げる個体もいます。写真は遊泳中の個体を撮影したものです。

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