チダイ (タイ科) Evynnis tumifrons (Temminck & Schlegel, 1843)
チダイ(広島湾)

チダイの幼魚 

オリンパスE-3 ZD35/3.5マクロ f9.5 1/250 Z-240×2(TTL) 
広島湾 8月 水深2m

 夜間撮影したチダイの幼魚です。マダイと同様、単独で着底して寝ていました。幼魚は浅場にも出現するようです。

 マダイに似ていますが、@鰓蓋の後端が赤い(「血鯛」の和名の由来)、A尾びれの後端が黒くないことから、チダイと同定しています。また、B背びれの棘の一部がマダイよりも長く伸びますのでそれも識別点ですが、この写真では再現できませんでした。そういった違いもさることながら、水中ではぱっと見でよりあでやかに見えるのがチダイです。

 接近は簡単なのですが、タンクを背負っていないため、そっと着底するようにしても、どうしても重石で海底を撞かざるを得ません。このため、驚いて逃げることが多いのです。結局、ヒレを開いた瞬間を撮ることができませんでした。

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