ユーラシア北部の河川に広く分布するドジョウで、日本では北海道に生息します。この場所のものは移植かもしれません。
流れのある場所の浮石の下、カジカがいるような場所に見られます。体の太いドジョウですが、アジメドジョウのように俊敏で、挙動はよく似ています。石の下に入りたがるため、撮影はなかなか厄介です。幼魚は細流の流れの緩い場所でも見られます。
フクドジョウは福島県や宮城県にも移植されてしまっております。宮城県の一部地域では「戦前から生息していた」との情報もあります。侵入経路は不明です。
撮影場所は河道の中の湧水タマリで、カジカ大卵型と同所的に見られました。本流の瀬でもかなり発見できましたので、生息場所や食性が重なるカジカやアカザには相当な影響を与えている可能性があります(一応アカザやカジカ大卵型もいましたが。)。ヒガシシマドジョウにも影響を及ぼしているおそれがあります。