撮影地ではそこそこ見られるやや大型の二枚貝です。干潟のやや深い場所(20cmくらい)に潜っています。
殻には同心円状に肋があり、つるつるのバカガイやシオフキのように直ちに砂泥に潜るタイプの貝ではありません。このため、当分軟体を出しません。軟体を出したところを撮影すべきですが、20分、30分たっても軟体を出しませんので、しびれを切らしてしまいました。
本種は大型であるうえ、アサリ同様美味だと個人的には思っていますが、あまり美味しくないとされている文献も見られます。商品価値がないのか、選別されて捨てられているのも目にします。なかなか砂を吐かない(軟体を出さない)ところが嫌われるのかもしれません。