我が国ではもっとも大型になるテナガエビです。琉球では中流・上流域の優占種と言えるでしょう。
写真の個体は鋏脚まで入れると30cmほどもある大型の雄です。大きい上に狭い隙間に隠れたがりますので、なかなかうまく撮れません。
この場所では昼間から徘徊していましたが、本来は夜行性で、夕方になると腹が減るのか、まだ明るいうちからぞろぞろと出てきます
雄はあまりいないのですが、雌は結構個体数が多く、緩流域の岩棚の下などには多数見られます。
じっとしていればカメラの前まで寄ってくるので、超広角にて撮影してみました。
本種は陸上でも沢沿いに上っていくことができるため、滝の上にも棲息しております。また、夜になると他の水とは絶縁したポットホールにも見られることから、陸上に出て移動する性質があるようです。