ヒラテテナガエビ

(テナガエビ科 テナガエビ属)

Macrobrachium japonicum (De Haan, 1849)

ヒラテテナガエビ(早川)

ヒラテテナガエビの雄

オリンパスOM-1 ズイコー50/2マクロ f11 1/60 D-180フル 撮影距離40cm

早川 9月 水深50cm

 海に棲息するテナガエビ科のエビはどれも小さな種なのですが、川に棲息するテナガエビ類はどれも大型になります。このエビの雄は第二腕が太いので、他のテナガエビ類との区別は容易です。

 太平洋に流入する河川の瀬に主に棲息しますが、酒匂川や早川では止水域でも優占しています。夜行性で、昼間は石の下やテトラポッドの陰に潜んでいることが多いです。

 写真の個体は特に大きな個体で、第二腕を伸ばすと25cmくらいありました。

ヒラテテナガエビ(安倍川)

脱皮殻を食べるヒラテテナガエビ

オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f13 1/60 FL-20フル+D-180フル 撮影距離30cm 

安倍川 7月 水深50cm

 自らの脱皮殻だと思いますが、他の個体(雌)と仲良く食べています。

 川には栄養分が少ないためか、川に棲むエビ類にはこのような行動がよく見られます。

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