海に棲息するテナガエビ科のエビはどれも小さな種なのですが、川に棲息するテナガエビ類はどれも大型になります。このエビの雄は第二腕が太いので、他のテナガエビ類との区別は容易です。
太平洋に流入する河川の瀬に主に棲息しますが、酒匂川や早川では止水域でも優占しています。夜行性で、昼間は石の下やテトラポッドの陰に潜んでいることが多いです。
写真の個体は特に大きな個体で、第二腕を伸ばすと25cmくらいありました。
自らの脱皮殻だと思いますが、他の個体(雌)と仲良く食べています。
川には栄養分が少ないためか、川に棲むエビ類にはこのような行動がよく見られます。