ウロハゼ

(ハゼ科 ウロハゼ属)

Glossogobius olivaceus (Temminck & Schlegel, 1845)

ウロハゼ(四万十川)

ウロハゼ

オリンパスE-3 ZD35/3.5マクロ f8 1/180 Z-240×2(TTL)

渡川 7月 水深1m

 大型になるハゼです。目から黒くて太い筋が口に至っているのと、体表に黒ゴマ状の点があるのが本種の特徴です。

 汽水域の発達した大河川の、流れの緩やかな場所を好みます。個体数は多いのですが、このような場所は水中撮影に向かないため、生態写真があまりないようです。

 本種は昼間は障害物の下に隠れていることが多く、下にすき間のあるごみをそっと起こすと、その下に複数ひそんでいることがあります。河口に近づくにつれ個体数は増えるようで、石の下に幼魚を多く見ることができました。

 マハゼと異なり警戒心はあまり強くなく、そっと近づけばかなり接近することができます

ウロハゼの顔(四万十川)

ウロハゼの顔

オリンパスE-3 ZD35/3.5マクロ f8 1/180 Z-240×2(TTL)

渡川 7月 水深1

 ウロハゼは海に近い場所の方が個体数が多く、このような泥底では相当数見ることができます。宮川など大河川の汽水域では多数見られます。

 写真の個体は20cmほどもある大型個体で、ドンコにそっくりです。下顎の突き出たいかめしい顔つきをしています。プラスチックの板の裏に潜んでいました。

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