大型になるヒトデで、三保でも夜間はよく見かけます。昼間は海底に潜っているようで、見かけません。光に反応するようで、光を当てると腕を反らせます。
本種はスナヒトデ同様、かなり高速で移動し、かつ大型であるため、貝類にとっては相当な脅威といえましょう。この写真は礫底で撮影していますが、実際には泥底に多く、同じ場所にはイタヤガイが多数見られます。イタヤガイ類のように泳いで逃げることができる種でないと、ヤツデスナヒトデの攻撃は躱せないでしょう。
本種にはたまにトガリマルガザミが共生しています。
本種は強い再生能があることから、骨の再生など医学・薬学分野での研究対象としても盛んに用いられています。