キチヌ (タイ科) Acanthopagrus latus (Houttuyn, 1782)
キチヌ
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f6.7 1/125 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離70cm
広島湾 10月 水深1.5m
クロダイよりも南方系の魚で、渡川の河口ではクロダイよりも本種の方が圧倒的に多いです。ギンガメアジの幼魚がキチヌにまとわりついていて、画になる場面も多いのですが、密度濁りと泥濁りでほとんどまともに撮影できませんでした。
さて、広島湾ではクロダイの方が圧倒的に多いと思っていたのですが、よく見るとそこそこ棲息しているようです。@腹びれ、尻びれ、尾びれ(下半部)が黄色いこと、Aクロダイのような黒い横縞がないこと、からクロダイとの判別は容易です。
性質はクロダイと似ていて、泳ぎ方もストップ・ゴーの繰り返しですが、より警戒心が強い印象です。一方で好奇心も強いようで、地面を掘り返すと興味を持って寄ってきます。河口付近でよく見かけます。