クロダイ [地方名チヌ] (タイ科) Acanthopagrus schlegelii (Bleeker, 1854)
ごみの中のクロダイ
オリンパスE-1 ZD14-54(25)/2.8-3.5 f8 1/60 FL-20(フル)+D-180(オート) 撮影距離60cm
広島湾 8月 水深50cm
岸辺を歩いているとよく目にする魚です。広島湾の沿岸ではクサフグと並んで最も目に付く魚かもしれません。
稚魚のうちは小さな群れとなってごく浅場を泳いでいますが、15cmほどの大きさになると、非常に警戒心が強くなり、ちょっとでも動くと逃げますが、動かなければ好奇心旺盛なので、寄ってきます。
一般に遊泳性の魚の稚魚は警戒心が薄く、成長するにつれ警戒心が強くなります。警戒心の弱いものは喰われ、警戒心の強いものだけ大きく成長できる、ということなのかもしれません。
内湾の海の中はごみが多く、こんな写真になってしまうこともしばしばです。