北海道では、一見自然そうに見える小河川でも、実は3面コンクリート張りだったりすることも多いようで、このアメマスもそういう環境で発見したものです(北海道では平地の濁った用水路にもアメマスがいたりします。)。
小規模な砂防堰堤の下、最も条件の良い場所に陣取っていた25cmくらいの個体です。ヤマメなど他の魚が近づくと追い払いますし、この場所から逃げても、必ずここに戻ってきて定位していましたので、ここが縄張りのようです。
小型個体は比較的寄れるのですが、これくらいの個体になると警戒心が強く、接近はなかなか難しいです。じわじわと寄るのですが、一定の距離になるとふっといなくなってしまいます。そのまま当方がじっとしていても戻って来ませんので、しばらく離れるとまた元の位置に戻っています。そしてまたじわじわ近づく、を繰り返した中で何とか撮影しました。