現在、我が国で「ドジョウ」とされている種の中には、在来系統のものと、中国大陸由来の外来系統のものがあり、こちらは在来系統のものになります。
見分け方については、ドジョウ中国大陸系統をご参照ください。
遺伝的にも形態的にも両者は異なっており、研究が進めばいずれは別種として分類されるされることになるでしょう。
カラドジョウに加え、外来ドジョウの侵入で、日本在来のドジョウは次第に生息場所を狭めています。関東地方や大阪周辺ではでは、かなり中国大陸系統の「ドジョウ」に置き換わってしまっています。食用や釣り餌などとして生きて輸入されたドジョウが放逐されたことが原因と考えられています。
そして2018年、遂に絶滅危惧種となってしまいました。
この写真はかなり山の中、周辺が田んぼの河川内で撮影したものです。アジメドジョウも同所的に生息していました。日本古来のドジョウに会うには、このような場所まで脚を運ばないと難しくなっているかもしません。