河川上流の緩流部に棲むボウズハゼ類です。
アカボウズハゼと同所的に見られますが、本種の方が個体数は圧倒的に少ないです。アカボウズハゼの雌に似ていますが、①吻が少し出ていること、②細長いこと、③眼が小さいこと、④成熟した雌は腹が赤いこと、⑤顔のヒゲ状模様の位置が異なっていること、から区別できます。
文献では動作は鈍いとされていますが、実際は近縁のアカボウズハゼよりもはるかに警戒心が強く、さっと逃げてなかなか接近できなません。砂に潜って隠れてしまう性質があるらしいのですが、撮影地には砂地はなく、そのような生態は確認できませんでした。