トサエビ (クルマエビ科) Metapenaeus intermedius (Kishinouye, 1900)
トサエビ
オリンパスE-1 ZD50/2マクロ f16 1/250 Z-220(フル)+D-180(フル) 撮影距離36cm
神戸 10月 水深2m クルマエビ類については水産上の重要種でありながら、生態写真が少なく、同定には苦労します。本種はトサエビと思われます。水中での生態写真は見たことがありません。
体表に多数の小斑点が散在するのはヨシエビ属の特徴で、胃上歯があり、額角上縁に9歯、下縁無歯であることや、尾節側縁に3対の棘が出ていることから本種と同定しています。
写真の個体は体長6-7cmで、夜間、アマモ場で数個体か見かけましたが、いずれも大きさはこの程度でした。外洋性とされていますが、本種の未成体は外海では捕獲されたことがないらしく、外洋とそう遠くない内湾にいるものと思われます。
写真のように腹節を湾曲させる性質があるようです。