一口に瀬戸内海といっても、広島湾のように外洋の影響をほとんど受けない場所もあれば、大阪湾のようにある程度外洋の影響を受ける場所もあります。
神戸(明石海峡)の海は、大阪湾の湾口に位置し、かつ、淡路島との間が海峡となっていることから、瀬戸内海でありながら外洋的環境を持つ場所であります。
また、海流ではなく潮汐によるかなり早い流れがあり、そうした場所は砂底となっています。
このような特性から、内湾性生物のみならず、太平洋側でよく見られる外洋性の生物が出現します。
ナマズ目 ゴンズイ科 |
◆ゴンズイ Plotosus japonicus (Yoshino & Kishimoto, 2008) |
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カサゴ目 コチ科 |
◆マゴチ Platycephalus sp. |
スズキ目 クロサギ科 |
◆クロサギ Gerres equulus Temminck & Schlegel, 1844 |
スズキ目 ヒメジ科 |
◆ヨメヒメジ Upeneus tragula Richardson, 1846 |
スズキ目 トラギス科 |
◆トラギス Parapercis pulchella (Temminck & Schlegel, 1843) |
スズキ目 ハゼ科 |
◆クツワハゼ Istigobius campbelli (Jordan & Snyder, 1901) |
フグ目 フグ科 |
◆ヒガンフグ Takifugu pardalis (Temminck & Schlegel, 1850) |
等脚目 ヘラムシ科 |
◆オヒラキヘラムシ Cleantiella strasseni (Thielemann, 1910) |
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十脚目 クルマエビ科 |
◆トサエビ Metapenaeus intermedius (Kishinouye, 1900) ◆チクゴエビ Parapenaeopsis cornuta (Kishinouye, 1900) ◆ホッコクエビ Metapenaeopsis lamellata (De Haan, 1844) |
ツバサゴカイ目 ツバサゴカイ科 |
◆ツバサゴカイ Chaetopterus cautus Marenzeller, 1879 |
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多岐腸目 科不明 |
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イソギンチャク目 ウメボシイソギンチャク科 |
◆ベリルイソギンチャク Anthopleura inornata (Stimpson) |
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