ゲンゴロウブナ

(コイ科 フナ属)

Carassius cuvieri Temminck & Schlegel, 1846

ゲンゴロウブナ(緑川)

絶滅危惧IB

ゲンゴロウブナ

オリンパスE-3 ZD35/3.5マクロ f8 1/60 Z-240×2(TTL)

緑川 9月 水深60cm

 移入先では普通種ですが、本来の生息地である琵琶湖では減少し、ついに2007年、絶滅危惧IB類に指定されるまでになりました。しかし、養殖形であるヘラブナは移入先では隆盛しています。

 止水域を好み、コイ、ギンブナオオクチバスなどと同所的に見られます。

 ギンブナに似ていますが、鰓耙数が多いことで区別されます。しかしこれは水中では分かりませんので、体高が高く、目が下方に付いていることでだいたいの区別が付きます。また、ギンブナでは尻ビレ起点付近から尾柄部にかけて急に尻すぼみになるとされています

 本種は群れで行動します。たいていは大岩の側面など障害物に寄り添って群れています。他のフナ類同様、1匹が逃げ始めると皆いなくなってしまいます。したがって、撮影するなら少数の群れの方がよいでしょう。少数の場合は、ゆっくり寄れば撮影圏内に近付くことができます。

 コイやニゴイもそうですが、こちらがじっとしていれば、向こうから近づいてくることもありますので、それを待つのもよいでしょう。この写真も待ち伏せで撮影しています。

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