カゼトゲタナゴ

(コイ科 バラタナゴ属)

Rhodeus atremius atremius (Jordan & Thompson, 1914)

カゼトゲタナゴ1(嘉瀬川)

絶滅危惧IA

カゼトゲタナゴの群れ

オリンパスE-3 ZD12-60(60)/2.8-4 f8 1/180 Z-240×2(TTL)

嘉瀬川 5月 水深20cm

 九州中部・北部にのみ分布する日本固有の小型のタナゴです。スイゲンゼニタナゴに近縁ですが、本種の方が体高が高いとされています。

 本種もスイゲンゼニタナゴ同様、浅い場所に群れており、他のタナゴ類とは棲み分けている印象があります。ニッポンバラタナゴが止水部を好むのに対し、本種は緩やかな流れのある場所を好むようです。水際の流れの緩い抽水植物の側で群れていました。

 繁殖の季節ではありましたが、繁殖行動は確認できていません。ただ、雄の婚姻色はなかなか見事です。

カゼトゲタナゴ2(嘉瀬川)

カゼトゲタナゴの雌

オリンパスE-3 ZD12-60(60)/2.8-4 f8 1/180 Z-240×2(TTL)

嘉瀬川 5月 水深20cm

 雌です。産卵管は短いです。

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