シマイサキ同様、秋に群れをなして河口域に入ってきます。
この魚はアユなどの下をついて回り、尾びれや尻びれを囓っているようで、慌ててアユが逃げているのを何度か観察しました。コトヒキという優雅な名とは裏腹に、イソギンポ類のような性質を持っているようです。
昼間は逃げ回ってなかなか撮影できませんが、夜間は群れは作らず、ヒレを小きざみに動かして一定の場所に定位し、波が起こす流れに向かって頻繁に向きを変えています。光を当てても逃げません。この性質を見抜けば接近は容易ですが、なかなかヒレは開きません。ヒレを開くまで粘りましたが、ややぶれてしまいました。