絶滅危惧IB類となっている希少種です。フィールドでの生態写真は少ないと思われます。
河口部の泥底で、ニホンスナモグリやアナジャコの穴が見られる場所に生息します。しかしながら、本種はそういう場所ならどこにでもいるわけではなく、どういう条件なのかよくわからないのですが、ごく限られた場所にしかおりません。
この写真を撮影した場所も、本種が見られたのはほんの1m四方で、その場所を少し離れただけで全く見ることはありませんでした。泥濁りと密度濁りに阻まれて、どこに逃げたのかの確証はないのですが、おそらくニホンスナモグリなどの穴に逃げ込んでいるものと思われます。
濁りがひどいので30cm程度まで寄らねばならず、その距離まで近づこうとすると逃げられてしまうため、ほとんどシャッタを切ることができませんでしたが、何とか生態写真を撮影することができました。